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2019.7.20

谷智亮の理事ブログ『医師の出口戦略』➁欧米でのステイタス

出口戦略 概要

欧米でのステイタス

 

「早期リタイア」は、欧米ではステイタスと考えられています。

事業に成功し、

後進に道を譲る

慈善活動に従事する

ベンチャー企業に出資し、新たな産業を育てる

アクティブシニアを楽しみ尽す

などです。

それも、なるべく若いうちに実現した方が評価は高いようです。

ビル・ゲイツは、その筆頭でしょう。

 

20年ほど前に、ボルネオ島コタキナバルへ1カ月滞在した折、

50歳くらいのカナダ人夫婦と話す機会を得ました。

本国で事業に成功したので、早めに引退し、

世界各国を回っているそうです。

子供の一人がイギリスに住み、

もう一人がニュージーランドに住んでいるので、

年に1度は、どちらかで家族全員が集まるのを楽しみにしているそうです。

 

また、15年くらい前、オーストラリアのゴールドコーストでのこと。

60歳位の日本人女性と、そのお母様にお会いしました。

娘さんは、50歳の時、営んでいた事業を譲渡し、

そのお金で、ゴールドコーストに移住したとのこと。

運河沿いに一軒家を持ち、

毎日のように、ローカルの友人とゴルフをされています。

ゴルフは、現地で覚えたそうです。

お母様は、持病のリウマチが、ゴールドコーストに移って間もなく

完治してしまったそうです。

雨のあまり降らない、乾燥した気候が良かったのでしょうか。

娘さんの言葉は今でも忘れません。

「移住して来たころは、最悪のケースを考えて、

日本にも多少の財産を残していました。

でも、今は違う。日本と縁を切りました。

物価は安く、気候は温暖、日本より数段住みやすい。

こちらで骨を埋めることにします」

お母様を連れて来てしまったくらいですから、当然かもしれません。

そのお母様(90歳位)の弁がまた凄かった。

「日本よりゴールドコーストの方が住みやすいですよ

是非いらしてください」

海外生活を開始するのに、年は関係ないという事を知らされました。

 

クアラルンプールの自宅のお隣さんは、イギリス人夫婦です。

テニス仲間、マージャン仲間で、親密に付き合っています。

ご主人は45歳で引退し、クアラルンプールにやって来ました。

3人兄弟ですが、彼がクアラルンプールに移住後、

他の2人の兄弟夫婦も、何と、すぐ近くに引っ越してきました。

彼の口癖は、「60過ぎて引退しても、何もできないよ」

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