NEWS

2021.1.1

新年のご挨拶

謹んで新春のお喜びを申し上げます

旧年中はひとかたならぬご高配にあずかりまして
誠にありがとうございました
貴殿の益々のご活躍を心からお祈り申し上げるとともに
本年もより一層尽力をしてまいりますので、
何卒変わらぬご愛顧をたまわりますようお願い申し上げます。
二〇二一年 元旦
 
 

年頭の独り言
新型コロナウイルス(COVID19)で一時的とはいえ人々の生活スタイルが大きく変化しました。
この年末年始は、早朝のウォーキングに始まり、日中は思う存分読書に費やし、夕陽を見ながら、グラスを傾けておりました。
 

時代が大きく転嫁するとき、哲学が活発に展開されると言われます。
そういえば、この数年本屋に並ぶ書籍には、哲学関係の書籍を多く目にいたします。
世界の知識人の考えていることを覗きに、手にした三冊の書籍を読み、考えさせられたのは・・・。
 

現代社会では債務危機、気候変動、極右ポピュリズム問題を抱え、
GAFAに象徴的なプラットフォームの独占状況は情報のプライバシーを脅かし、
Amazonやuber等は不安定な低賃金労働を生み出し、貧富の格差を深刻化させている問題。
 

つまりは、テクノロジーは中立的なものではなく、知や権力を構造化し、利潤のために世界を再編成する手段だということ。
 

歴史を眺めてみれば、ルネッサンス期の活版印刷術は、15世紀中にはヨーロッパ全土に広がり、これがルターの宗教改革やヨーロッパの国民国家形成を促し、中世から近代への歴史的転換期がひき起こされましたが、20世紀後半、人類史上を決定的に転換させるIT革命・BT革命による技術的進化が、現代社会に決定的な影響を及ぼし、今までの社会関係や人間のあり方を根本的に変えていくようにみえます。
 

数百年続いてきた資本主義や、宗教からの離脱過程が、大きく方向転嫁しつつあるのを考えさせられました。
 
英国やEU、そして日本でも2050年カーボンニュートラルにむけたグリーンイノベーションが社会にどう浸透し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)と相まって、どのような分野が重要となるのか、これから30年、世界各国の競争力の源になるはずです。
 
2020年以降の日本の人口動態推計によると、日本社会では世代交代が今まで体験したことない速度と規模で進みます。
デジタルネイティブな10代、20代が中心となり、社会の新陳代謝が著しく高まることに、これからの日本の繁栄への可能性を感じます。
 
手にした三冊の書籍
・「未来への大分岐 ~資本主義の終わりか、人間の終焉か?」
マルクス・ガブリエル/マイケル・ハート/ポール・メイソン/斎藤幸平・編
・「いま世界の哲学者が考えていること」岡本裕一郎
・「哲学と宗教 全史」出口治明
 
 

NPO法人開業支援塾21 ファウンダー 小川 裕司

ページの先頭に戻る

ADDRESS

東京都目黒区青葉台3-21-13 3F