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2019.11.16

谷智亮の理事ブログ『医師の出口戦略』⑲どこに住む

ハッピーリタイア どこに住む

 

移住に適したところはどこか。

候補に挙がったのは、

・ハワイ

・オーストラリア

・ニュージーランド

・マレーシア

・タイ

でした。

 

ハワイは、移住を考える以前から何度も行っており、

慣れ親しんでいたところです。

しかし、移住となったら話は別です。

島国で何ら産業がないため、物は全て輸入。

リタイア族にとっては物価が高すぎます。

食事は東南アジアに大きく劣り、

ゴルフをしようとすれば、なかなか予約が入りません。

プレー代も、日本より高いですね。

釣り糸を垂れても、魚が全くかかりません。

それ以前の問題として、リタイアメントビザ制度が無かったのです。

最初から候補にはなり得なかったのです。

 

ハワイと同様、リタイアメントビザがないのは、

ニュージーランドも同様でした。

多くの面から判断して、移住先としては最適な地であるにも関わらず、

本当に残念です。

 

一時期、オーストラリアが候補の筆頭となりました。

ゴールドコーストに一カ月単位でコンドミアムを借り、

自炊生活をしてみました。

冬でも日本の春程度の寒さで、夏は乾燥していて爽やか。

日本食レストランは多くはありませんが、我慢できる範囲。

釣り糸を垂れれば入れ食い状態。

肉食の国と思っていましたが、牡蠣が恐ろしく安くて旨いのにびっくり。

そんなこんなで、頭がクラっとしてしまい、不動産探しまでしてしまいました。

リタイアメントビザの制度もあり、数年に一回更新し続けることにより、

長く住み続けることも可能です。

しかし、気候が私の体に合いませんでした。

1年に60日くらいしか雨の降らないドライな気候がアダとなり、

滞在する度に鼻や皮膚の病気にかかり、お医者様の世話になっていたのです。

乾燥したところに長く住み続けるのは無理だという事を認識するのに、

さほどの時間は要しませんでした。

気持はクラっとしましたが、体もクラっとしてしまい、あえなく断念。

チャリス シーフードマーケット(ゴールドコースト)

刺身用の魚や牡蠣もある。

 

残ったのが、東南アジアのマレーシアとタイでした。

結果的に、リタイアメントビザの有効期限が10年と長く、

英語圏でもあるマレーシアに決めました。

相続税・贈与税がない事も決め手となりました。

日本を離れて10年を経過すれば、

相続税・贈与税について、日本の税法が適用されないケースがあります。

苦労して相続税対策をする必要がないのは極めて大きな利点です。

 

補足ですが、タイは、ターミナルケアの優れた所です。

マレーシアに近いという事もあり、終身居住ビザを既に取得してあります。

タイランドエリートカードビザ(旧タイプ)というもので、

残念ながら、今では発行されていません。

持っている方から譲ってもらうしかありません。

しかし、売りが出るのを待つ余裕があれば入手可能です。

飛行場でのファーストクラスサービスや、

SPAやゴルフ利用料が無料等、至れり尽くせりの特典付きビザです。

 

マレーシアに移住し、気に入っていますが、

タイに再移住することも視野に入れています。

 

どの地が移住先として適当かは、千差万別です。

1~2週間単位で何度も住んでみて、

家族に合った場所を探す作業も楽しみの一つです。

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