2019.11.2
谷智亮の理事ブログ『医師の出口戦略』⑰リタイア先進国事情
ハッピーリタイア リタイア先進国事情
若くして事業に成功したなら、
早めに後進に道を譲り、または事業を売却してリタイアするスタイル。
欧米ではステイタスとされているのは前述したとおりです。
アメリカでは、引退後、ニューヨークやボストン、シカゴなどから、
フロリダやカリフォルニア、アリゾナへ移動します。
オーストラリアでは、シドニーやメルボルンから、
ゴールドコースト、ケアンズに移動します。
これらに共通しているのは、
寒いところで稼ぎ、リタイアしたら、
温暖な地域に移っていくというパターンです。
日本では、家を買ったら「終の棲家」と言われるように、
移動することは前提としていません。
それでも、日本国内で、欧米のような移動パターンを考えれば、
東京や大阪で稼ぎ、温暖な地域、例えば九州の離島や沖縄へ移る
という事になるかと思います。
同じ日本国内ですから、言葉や文化の問題はありません。
これはこれで素晴らしいと思います。
私も沖縄はお気に入りで、年に2回くらいは訪問します。
行くたびに、不動産屋をのぞきますが、
不動産の価格は決して安くはありません。
本土のヘタな都市よりも高いのです。
一定の需要があるため、その価格なのでしょうが、
リタイア組も、その需要の一端を担っているのかもしれません。